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コラム
1997 Vol. 4 PDF 版


行政改革、バブルの後始末、銀行不安、等何かと騒がしい世相ではあります。リマ日本大使館占拠事件はかなり身近ではあるが、今は国内の動きに注目せざるを得ません。為替は120円台で推移しているのが、何かと Shipping Industries にとっては唯一の好材料か?

但し、内航は冬の時代でまず元には戻らないでしょう。"権利" はどうなるのでしょうか? この買上げ資金は? 船舶公団はどうなるのでしょうか? 内航総連合はいろいろ策案を提示しているが政府の指針も明確ではありません。海外売船の内航船玉 (ぎょく) が極少なのも船種がかかる動向を観ているせいでしょうか? 弊社も最近内航タンカーを一隻買船しましたが、即座に中国へ転売しました。中国よりの買船引合はまだあります故、その節には御下命賜り度。

同時に内航船の造船所が休眠する事例を観ますし、近海サイズを手掛ける傾向もあります。船台の拡張とか、JG から NK Oceangoing へ ... 等大きな変革を要求されます。慎重に対応するべきです。

魑魅魍魎 (ちみもうりょう) の世相で行き抜かねばなりません。魑魅魍魎とは異種の鬼が4匹 ... 即ち "さまざまの化物" という意味。



魑魅魍魎
五月蝿の如し

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