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コラム
2002 Vol. 9 PDF 版


今年は年初より市況改善し、6月に躓き9月頃より又上昇機運、現在に到っております。願わくば年末に向かってゆっくりでよいので上昇機運を保ったまま2003年に突入してほしいものです。

為替推移は今年 1 - 6 月平均 US$1 = ¥130 、7 - 9 月平均 US$1 = ¥118 、10 - 11 月平均 US$1 = ¥120 となっております。

バブル後のデフレ基調で造船所は将来のコスト高の心配が無いのか、今は2006年納期の受注をしており、円建て円払いが絶対条件でもなく、円安基調を踏まえてかドル建ても又半ドル半円でも受注している様子。

中古近海船は伝統的な6500型は殆どアジアに売船され、7000型もそこそこ売船され、その後の世代である8500型 (1995年前後建造) の買船引き合いも活発化しており、日本のオペレーターは船腹不足感が出てきている様子です。現在10000型で往路の鋼材用に新規手当ての気運もあります。運賃は改善されている筈だが TC Hire が改善されていない。

ハンディーバルカー、タンカーも毎日のごとく買船引き合いがあります。又、時節柄投資を対象とした買船引き合い (TC back 付) も散見されますが、これは欧米が会計年度12月末で利益確定している企業が、節税対策で投資案件を求めているのが背景です。


世界の景気、又足元の日本の景気もあまりぱっとしませんが、来年の海運市況は楽観視しております。海運が景気を先導しているものと信じております。唯、殆どの船主は資本費面で為替、金利のリスクを負っており、銀行がこれを許容しており、日本のオペレーターも同様です。従って、為替金利の動向は侮ることは出来ません。いつも足元で納得するものですが、US$1 = 120円が、歌ではありませんが「お酒はぬる目の燗がいい」がよろしいのではないでしょうか? 最近のテロとか戦争は海運市況にどちらかといえば悪影響を及ぼします。拝啓、ブッシュ大統領殿、無理をしないよう、張り切りすぎないよう「明かりはボンヤリともりゃいい」がよろしいのではないでしょうか。よいお年をお迎えください。

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